手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

ディワリ

インド最大の祭り「ディワリ」のシーズンだということで二週間ほどオンラインレッスンが休みになった。

「ディワリ」とは「南アジアを知る事典」によれば次のようなものである。

 ヒンドゥー教の祭で、毎年カールッティカ(10~11月)の新月の日に行われる。語源であるサンスクリットのディーパーヴァリー dīpāvalī は〈光の列〉を意味する。冬の播種期を迎える祭であり、商人たちには新年の祭でもある。起源は古く、プラーナ(ヒンドゥー教聖典の一つ)や古典期の文学作品には現在と変わらぬ風俗が描かれている。当日の夕刻、人々は富の女神ラクシュミー(吉祥天)と、〈始まり〉を祝福し障害をはらう神ガネーシャにプージャーをささげ、戸口、屋根、門、塀とあらゆるところに小さな土器(かわらけ)のランプを並べる。

10月の最後の週に、先生は「休暇前の最後のレッスンではみんなそれぞれ故郷の文化を紹介してください。シュローカを歌うもよし、マントラを唱えるもよし、芝居を演じるのもよし、なにか紹介してください」といった。ディワリを祝うことはインドどこでも共通だけれど、祝い方は土地それぞれに個性があり、みんな違うとのこと。

シュローカ(श्लोक Ślōka)というのはサンクリット語で使用されるインドの伝統的な詩形式だそうだ。みなさんオメカシして、きれいに化粧もして、レッスンに参加した。数名がシュローカを歌った。サンクリットなので内容はわからなかったけれど、美しい響きだった。

先生は「バガヴァッド・ギーター」のシュローカを歌った。何章の何節かはわからないけれど、クリシュナが「高貴な者を私は保護する、善き行いを為さない者を私は滅ぼす」といった箇所とのことだ。今度読み返したときに見つけよう。

「ギーター」の説く「ダルマ」はヒンドゥー教における特定の限定された価値について語ってゐるのではありません。原点ともいえる、普遍的価値について説いてゐます。と、先生はいった。

「ヒロキ、あなたは日本のことを紹介してよ」といわれた。ギョギョ! やっぱりそうなりますよね。こういう場合には日本人を代表しなくてはならない。

しょうがないから、わたくし、浴衣を着て登場し、「盆というのが夏にありまして、ええ、死者が帰ってくるんですね、あの世から、そして交流をしまして、、、」などと説明し、はい、東京音頭を披露しましたよ。部屋でひとりで「ア、チョイト」とか掛け声をあげて、歌い、踊りました。先生から「Lovely~✨」との評価をいただきました。

今年は11月4日、今日がまさにディワリの日ということで、What'sAppのグループにきれいな写真がたくさんシェアされた。素敵です。

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👆この色鮮やかな装飾形式を「ランゴリ(Rangoli)」というんだって。きれい!!

www.youtube.com

たまたまではありますが、今日は合同練習の日でもありました。前回に続き、楽しく練習することができました。月一で継続してやっていくつもりなので、関心あるかたはご連絡ください。Happy Diwali 🪔🪔🪔