手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

お出かけ

衆院選が近づいても投票用紙が送られてこない。区役所の人も忙しいのだろうと思って待ってゐたのだけれど、やっぱり来ないので調べてみたら、引越して3カ月経たないあいだは前の住所で投票することになってゐるそうだ。その場合も整理券が送られてくるらしいのだけれど届いてゐない。まあいいさ。

郵送での期日前投票は間に合わないので、8月頭まで住んでゐた品川区のいつもの小学校に行かねばならない。ふりかえると、引越してから一度も電車に乗ってゐない。どこにも出かけてゐない。とくにチャコが来てからは家の近くをふらふらしてゐるだけである。遠出(?)をするいい口実ができた。せっかくなので友人とランチをすることにした。

友人Aさんは女性であり、Bさんは男性である。二人は一緒に住んでゐるが、どうも恋人ではないらしい。確認したことがないのであるいは恋人かも知れないけれど、恋人感はない。少なくとも、カップルとして見てほしいという意志はまるで感じられない。けれども一緒に暮らして、助け合って生活してゐる。これも「家族」だと思う。

どうも「家族」という概念が変りつつあるようだ。イヌの散歩をしてゐると、いろいろな人と話をする。言いづらいけれど、正直、夫や妻よりもイヌのほうが好きだ。子供よりイヌのほうがかわいい。頻繁にそういう意見を聞く。

ぼくが独身であることが分かると、無理して結婚しなくていい、一人のほうが楽でいいよ。相手の親や親族との相性もあるから、それがうまくいかないとしんどいから。などと言われ、結婚の素晴らしさを説かれることはまづない。どうも結婚が幸福に結びついてゐない人が多いようだ。三分の一は離婚するのだから、内実として破綻してゐる夫婦はもっと多いのだろう。

ぼくは結婚したいという気持はあるけれど、これはご縁のことなので、自分で積極的になにかすることがいい結果に結びつくとも思えない。結婚したなら結婚したなりの幸福と不幸があり、しないならしないなりの幸福と不幸がある。どっちでも同じだろうくらいに思ってゐる。でもできるならしたいし、子供だって育ててみたいので、オープンな気持でゐようとは考えてゐる。

オープンな気持でゐたら、女性ではなく、イヌとの縁ができて、イヌと暮らすことになった。イヌと暮らしはじめてちょうど2ヵ月が経った。なるほどペットが家族であるというのは本当だなと感じてゐる。チャコのためにニンジンの皮を細かく切って茹でてそれをドッグフードに混ぜる、なんてことをしてゐるとき、ううむ幸せだなあと感じる。人生なにがおこるかわからない。

中延の名店「ピッツェリア オカ」で最高においしいピッツァをいただく😋

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楽しい会食をすませ店を出ると、雨が降ってゐた。久しぶりに商店街を歩こうと考えてゐたけれど、投票だけしてまっすぐ帰ることにした。

ぼくは政権交代が必要だと考えてゐる。自民党政治は腐敗してゐる。10年くらいは野に下ってもらい、腐敗した権力システムを刷新することが必要だ。だから野党共闘を応援してゐる。立憲民主党が中心になるべきだが、日本共産党やれいわ新選組のような弱者によりそった左派政党がもっと勢力を拡大すべきとも考えてゐる。

このような考えに基づき、一票を投じてきた。投票用紙がないのでマイナンバーカードで照合してすぐに発行してくれた。マイナンバーカードは嫌いな人が多いけれど、あれば便利なものである。マイナンバーカードを全国民が持ち、銀行口座と紐づけて、毎月定額給付を行う。ベーシックインカムを是非やってもらいたい。

5時間ほど家を空けてゐたことになるけれど、チャコはいいこに留守番してくれてゐたようだ。留守から帰って来たときのイヌの喜びようには毎度感動させられる。

夜は選挙特番を見ながら鍋でもつつきましょうか。