手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「加藤周一著作集8」

「加藤周一著作集8」加藤周一 平凡社 1979 理想主義がないということと、現状を現状であるからという理由で容認するのとは同じことである。 天皇制を論ず 1946年 敗戦の翌年に書かれた文章。加藤は27歳とまだ若い。天皇制を速やかにやめねばならない…

ダシェラ(Dussehra)ノート

教室仲間のウマ(Uma)さんがシェアしたもの。 クリシュナ(Krishna)ノートがまだ終ってゐない。書いてゐるうちに話がひろがってしまいそんなつもりなかったのに構成なんか考えだしていたづらに長くなる。これはいけない。ダシェラ(Dussehra)ノートはもう…

「訂正可能性の哲学」東浩紀

「訂正可能性の哲学」東浩紀 ゲンロン 2023 まづ第一部、ウィトゲンシュタインとクリプキの読み替えによる「家族」概念の再定義がベラボーに面白い。そして今度はその議論をふまえてルソーの読解を行う第二部がこれまた圧倒的に面白い。じつはさっきの概…

「加藤周一著作集7」

「加藤周一著作集7」加藤周一 平凡社 1979 学校の教科書で読んだ雑種文化論を二十年ぶりに読み返したくなって書庫から出してもらった。著作集前半におかれた日本文化の雑種性を論じたいくつかの論文よりも、後半の「戦争と知識人」や「日本人の外国観」など…

宮爆鶏丁!!

我太喜欢宫爆鸡丁了。(宮爆鶏丁が大好きです) 先週につづいて宮爆鶏丁をつくった。前回は日本人が紹介するレシピを参考にしたために麻(マー)と辣(ラー)が足りずいくぶん頼りない宮爆鶏丁になってしまった。その反省を活かし、今回は中国人が中国人向け…

「日本二千六百年史」大川周明

「日本二千六百年史」大川周明 毎日ワンズ 2017 大川周明は昔の凄い知識人のひとりだ。語学に堪能で、万巻の書を読破し、日本ではじめてコーランの全訳をしたひと。間違いなく破格の人物である。敗戦後には民間人としてただ一人、極東国際軍事裁判でA級戦犯…

宮爆鶏丁!

写真はまづいが、味は悪くなかった。 宮爆鶏丁(ゴーンパオチーティン)をつくった。Wikipediaや百度百科で調べると「宮保鶏丁」という表記のほうが一般的みたいだけれど、わたしは「爆」の字が入ってゐるほうが景気がいい感じがしてテンションが上がるので…