手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

お出かけ

衆院選が近づいても投票用紙が送られてこない。区役所の人も忙しいのだろうと思って待ってゐたのだけれど、やっぱり来ないので調べてみたら、引越して3カ月経たないあいだは前の住所で投票することになってゐるそうだ。その場合も整理券が送られてくるらし…

「世界は贈与でできている」近内悠太

「世界は贈与でできている」近内悠太 NewsPicksパブリッシング 2020 人は一人では生きていけない。他の人と深い関係を結び、社会をつくって生きる。人から信頼され、見返りを求めずに助け合える関係性を築くためには、「他者からの贈与を受けられる主体…

「犬の科学」スティーブン・ブディアンスキー

「犬の科学 ほんとうの性格・行動・歴史を知る」築地書館 2004 著:スティーブン・ブディアンスキー 訳:渡植貞一郎 化石の発掘調査やDNA解析が進んでゐるので、犬についての新事実が次々と明らかになってゐるらしい。この本によれば、狼と犬は13万…

はったり怖い

「犬の科学」という本を読んでゐたら、犬のコミュニケーション、すなわち信号の交換について論じたくだりで、こんな記述にぶつかった。 信号が情報を送る手段として成立しているのは、送り手にも、受け手にも、その情報交換が何らかの役に立つからである。し…

「人新世の「資本論」」斎藤幸平

「人新世の「資本論」」斎藤幸平 集英社新書 2020 収奪 資本主義は人間から収奪する。また環境から収奪する。それは際限のない運動だ。 資本主義とは、価値増殖と資本蓄積のために、さらなる市場を絶えず開拓していくシステムである。そして、その過程で…

「脱成長」セルジュ・ラトゥーシュ

「脱成長」セルジュ・ラトゥーシュ 2020 白水社 訳:中野佳裕 脱成長という語は、概念ではない。また、経済成長の対義語でもない。脱成長は何よりも論争的な政治的スローガンである。その目的は、我々に省察を促して限度の感覚を再発見させることにある…

イヌの生理

8月末にチャコが来て、慣れてきて、避妊手術について考えるようになった。散歩で知り合ったイヌ友達に信頼できる動物病院を教えてもらい、9月末に初診に行った。少し細いが気にするほどでもない、歯もきれい、健康である、避妊手術が可能である、とのこと…

「日本史に学ぶマネーの論理」飯田泰之

「日本史に学ぶマネーの論理」飯田泰之 PHP研究所 2019 貨幣理論について知りたかったのでドンピシャの本だった。たいへん勉強になりました。 どうでもいいけれど、飯田さんは「むつかしい」と書く。「むずかしい」でも「難しい」でもなく。いわゆる…

Kathak practice October 2021

合同練習 7月の記事に、ぼくのカタック遍歴について記し、9月からヌータン先生のオンラインレッスンを受けることに決めた、関心のある方は連絡くださいと書きました。9月の記事に、オンラインレッスンがとても楽しいこと、そしてある方が連絡をくださり、…

「経済学の考え方」宇沢弘文

「経済学の考え方」宇沢弘文 岩波新書 1989 季節の変わり目だからだろうか、7月からずっと忙しくしてきたその疲れが出たのだろうか、今週は心身ともに状態がよくなかった。しんどいぜ。今週末はだらだらしよう。 7月から8月上旬にかけてはデルタ株が…