ダンス教室の試験、オンラインクラスからの参加者は今年少なかったな。2年次、3年次、4年次がそれぞれ2名づつ。わたしはミタさんとともに3年次の試験を受けた。日本時間の17時から開始の予定だったが、実際にまわってきたのは18時半だった。いつものことだが、これほどの時間的ルーズさに出会うことは日本ではまれなので、たいへん疲れる。待ちつかれた。
3年次の試験範囲は、
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kavitta: "Giridhar brijdhar" or "Hathon se hatheli baaje"
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Tatkaar and Ladi
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Teen Taal in formation
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2 Chakkadhar Tukre
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Gat Bhav: Panihali
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Dhadra Taal in formation
である。前提として1・2年次の内容はすべて体得してゐることになってゐるので、試験官はそこからも任意に求めることができる。試験の最大の緊張要素はこれである。
メインの項目は決まってゐるから集中的に練習すれば対応できるが、過去年のものだとなにを求められるか不明であるために、なかなか完璧な準備ができないのだ。そして、とうぜんのことながら、年次を重ねるごとにその量が増えていく。
もう一点あるとすれば、試験官はヌータン先生がかつてカタック部門を統括してゐた舞踊専門学校から派遣されてくるのだが(と思う)、会ったことのないまったく知らないひとなので、厳しいひとかな怖いひとかななどと考えて不安になる。
ズーム部屋に入るとヌータン先生とキタキ先生と試験官がゐた。簡単なあいさつのあとに、試験官はわたしとミタさんにそれぞれ三つのことを求めた。順に、
- Hiroki : Ladi Tatkaar(Takita Takita Taka Takita Takita Gin~)
- Meeta : Chakkadhar Tukre(Tat Tat Tigdha digdig Tigdha digdig~)
- Hiroki : Sadha Tukre(Tat Tat Thai Tigdha digdig Thai Taa Thai Taa Thai yi~)
- Meeta : Tihai
- Hiroki : "Giridhar brijdhar"
- Meeta : "Hathon se hatheli baaje"
ふたりとも非常にいいパフォーマンスをしたのでお三方みなすごく喜んでゐた。もちろん細かいミスはあったが中断するようなものではなく、まあ90点以上をつけてもいいのではないだろうか。
わたしが最初にやった Ladi Tatkaar は正確にリズムを刻むのがむづかしいものだから先生大喜びだった。それから "Giridhar brijdhar" も外国人でありながら綺麗な発音と安定したテンポで歌唱したので先生ご満悦だった。
今年は意外にも術語の定義については求められなかった。去年それで失敗したから今年はけっこう準備をしてゐた。ちょっと拍子抜けした。
終わってからミタさんと少し電話で話した。ミタさんは自分の Tihai に間違いはなかったかと心配してゐた。わたしは笑いながら、あなたがやった Tihai はわたしの知らないものだったからこれはなんだと思いながら見てゐましたと応じた。来年また一緒にがんばりましょうと言って電話を切った。
気持ちをしづめるために犬の散歩に出た。30分ほど夜の江戸川を歩いた。帰って風呂に入り、お好み焼きをつくった。例年試験のあとはフレンチトーストを食べることにしてゐたが、今回は終わった時間が夜だったし(日本では)、どうしてもお好み焼きが食べたかったから、お好み焼きをつくった。
先生は最後に Good Exam!! と言った。うん、いい試験だった。