手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」2023 アメリ

監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズサイモン・ペッグレベッカ・ファーガソンヴィング・レイムスヴァネッサ・カービー ほか

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昨年の「トップ・ガン」と今年の「ミッション:インポッシブル」とあわせて、トム・クルーズは偉大だ以外の感想がない。

彼を突き動かしてゐるのは「トップ・ガン」の名台詞「but not today」だと思う。いつか俳優がCGに置き換わり、AIが脚本を書くようになるかもしれない。そして自分も全力で走れなく日が来るだろう。しかし、今日ではない。これはもう号泣。

物語の荒唐無稽さはシリーズ最大。悪役の魅力のなさ、思想の薄さも過去随一。でもそれでいい。最高のアクションを見せることにふりきった傑作。大好きです。

バイク疾走からの崖からジャンプは予告で何度も見てゐたのに圧倒された。素晴らしいシーンだった。グレイスと手錠で繋がった状態でのカーチェイスも楽しかった。最後の列車上の格闘、からの墜落、律儀に一輛づつ落ちていくガッシャンドーンの畳みかけも最高。

キャンドル灯る通路の全力疾走には魂を揺さぶられた。いつも走ってゐるが、特に「ゴースト・プロトコル」以降、50歳くらいからの脅威的な走りを観客はずっと見てゐて、その積み重ねがあるために、トム・クルーズの全力疾走はもはや神話的とでも言いたくなるような物凄い力を持つに至ってゐる。奇蹟というほかない。

中盤ぼくの大好きな○○○が死んでしまったところで10分ほど落ち込んだ。「じつは生きてた」はなさそうだ。悲しいが、仕方あるまい。グレイスは魅力的だし、ホワイト・ウィドウは綺麗だし、まあいいや。ふたりとも輝いてました。

次がシリーズ最終作とか。トム・クルーズの好きなようにやってください。絶対劇場に行きますから。