手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

Kanak Rele

昨日2月22日(水)はダンスレッスンが休みになった。カナク・レレ(Kanak Rele)さんが亡くなったからだ。

カナク・レレさんはインド古典舞踊・モヒニアッタムのダンサー。幼少期からカタカリとバラタナーティアムを学び、28歳でモヒニアッタムに転じた。

検索するとたくさん記事が出て来た。

読んでみると確かにすごいひとだ。様々な功績が挙げられてゐる。

まだ女性差別が激しかった時代にカタカリにおける女性の役割を拡大させたこと。インドで初めて舞踊学の博士号を取得したこと。舞踊の専門学校である Nalanda Nritya Kala Mahavidyalaya(以下、ナーランダ舞踊学校と略)を設立したこと。そしてそのナーランダ舞踊学校をムンバイ大学の提携校にすることでダンスで正式な学位を取れるようにしたこと。

ぼくのグル、ヌータン先生は去年までそのナーランダ舞踊学校で20年近く教えてゐた。だから当然交流があり、先生はカナク・レレさんのことを深く慕ってをられたそうだ。

ぼくはウェブサイトを読んでゐたからカナク・レレさんの名前も目にしてゐたはずだけれどまったく記憶に残ってゐない。

久しぶりに覗いてみると、ちゃんと書いてある。

I am proud to say that, today, Nalanda is the torchbearer decorated with Indian heritage, glowing with the light of educational degrees by our highly reputed Mumbai University.

歴史と権威あるムンバイ大学に加盟することでダンス及びダンサーの社会的地位を向上させた。だからこそ亡くなった時にたくさん記事が出てくる。つまりダンサーとして優れてゐるだけでなく、よい意味で政治力のあるひとだったのだ。

利権と保身とマッチョイズムに駆動された政治ではなく、価値あるものが正当に評価されるように現実に働きかける政治。そういう政治力は大事だよな。

瞑目。合掌。

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