手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

唐揚げ定食

2月からの仕事が決まった。3つの派遣会社から73の仕事にエントリーし、そのうち社内選考を通過したのが5つで、職場見学に行ったのがふたつで、ふたつめのところに決まった。産休に入るかたの代替で来年4月までの期間限定の経理の仕事だ。

シューカツのためには、条件を決め、期限を決め、期限が近づいたら条件を下げる、という三段の構えが必要だ。ぼくはそろそろ条件を下げなければと考えてゐたぎりぎりのところでなんとか滑り込むことができた。

ぼくは「所定労働+残業+通勤」時間を出来るだけ減らしたいと考えてゐるので、けっこう条件にうるさい。理想は週4勤務とかなのだけれど、そのためにはかなりの高時給であらねばならず、しかるにぼくはキャリアチェンジしたばかりなので、まだ無理である。

週5で一日8時間はしんどいので、所定労働時間が7時間のところを探した。けれどもぜんぜん決まらない。仕方なく8時間のところに応募したら選考を通過して職場見学に行くことになった。犬を飼ってゐるし、平日夜に稽古事があるために、7時間半にしたいと交渉した。問題ないということだった。

何事も言ってみるものである。労働時間7時間は実現できなかったが、交渉して30分の短縮をかちとることができたし、家から近いし、残業は少なめなので大丈夫だ。条件を決めて、交渉して、納得のいくところで妥協した。これでよい。

派遣会社の営業さんとも話してゐたのだが、期間限定というはぼくにとってはむしろ好都合だ。経験を積んで英文経理にすすみたい。英文経理だともっと時給がいい。時給がいいと労働時間をさらに減らすことができる。

それに1年働けばまた失業給付の対象になるため、じっくり就職活動ができるだろう。余裕があるなら辞めたタイミングで何週間かインドに行きたい。それができればいちばんよい。まあそういうつもりで、でもあんまり皮算用しても仕方ないので、とりあえず2月からがんばろう。

積み重ねていくことが大事だ。労働と、読み書きと、ダンスと。バランスよく着実に積み重ねていきたい。燃え尽きたりイヤになったりしたらいけない。そのためにはテキトーにやるのが大事だ。

人生は短いというは本当だが、他方で人生100年時代でもある。無理してからだを壊したり、老いて生き甲斐なしとなるのはいかにも辛い。とにかく継続することが大事だ。

お祝いに近所の台湾料理屋でランチを食べた。開店時間の11時半に入った。人気店らしくすぐに近所のひとでいっぱいになった。唐揚げ定食を注文した。台湾料理屋なのに唐揚げ+ラーメンというすこぶる日本的なメニューがあるのだ。

いや~おいしかった😋 中華って最高!!

ところで前回も今回も非正規で期間限定の仕事だ。前回は「決算直後の繁忙期だけ」、次は「産休のひとが戻るまで」である。前者は正社員の負担を減らすための、後者は正社員の雇用を守るための「調整弁」である。

会社のために、正社員のために、調整弁が必要とされてゐる。調整弁としての役割をになってゐるのがいまや全体の約4割を占める非正規労働者である。

非正規労働者はときどき無職になる。無職になるたびに国保の手続きをしたり、ハローワークに行ったり、シューカツをしたりするのはけっこうきついことだ。手続きの簡素化と、社会保障の充実と、どうにかならないものかと思う。

「ときどき無職になる」のがどれくらい不安なことなのか、ジバン・カンバン・カバンを引き継いだ世襲議員には分からないだろう。日本において左派政党が弱いのは本当によくないことだ。政権交代が必要。