手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

ミーティング

昨日の夜、インド時間午後7時、レッスンの進め方についてのミーティングに参加した。二日前にヌータン先生から、みんなに相談したいことがあるので金曜の夜にわたしのズームリンクに訪問するように、とグループ全体に向けて連絡があった。

内容はオンラインレッスンの進め方についてだった。ヌータン先生はコロナパンデミックで対面での授業が困難になったので2020年の初夏からオンラインレッスンを始めた。オフラインでの授業を再開してからも遠方の生徒達のためにオンラインでの指導を継続してゐる。

ぼくは去年の9月から参加してゐる。非インド人の参加者はぼくひとりであり、ぼくが出てゐるときは Hiroki がゐるからという理由でぜんぶ英語で話してくださる。

先生の生徒への愛と教育への情熱はいつもぼくを驚かせる。時間が経つほどに敬意が深まる。どの生徒に対しても平等に接し、教えて倦むことがない。不誠実な態度には非常に厳しく怒る。子供達のおふざけが許容を越えた場合などことに厳しく叱りつける。

けれど叱るときの表情や口調を含む全体的な感じがあまりに爽快なのでちっとも後にひかない。いささかもイヤな感じを残さない。そうして次の瞬間には天使のような笑顔を浮かべてゐる。この感情の切り替えはもうまったく見事なものだ。

思うに、強い感情とそれを表出するための形式が先生のなかで完全に調和してゐるからこのようなことが可能になる。そしてそれはもちろん先生が舞踊家であることと関係してゐる。舞踊を学ぶことはみづからに情操教育をほどこすことであり、感情面での成熟をうながす。そしてその感情を表現するための洗練された形式をあたえる。

ミーティングの内容は、これまでオフラインとオンラインのレッスンを同時におこなってきたが12月から別々にしようと考えてゐるがどうかというもの。対面レッスンの教室にPCをもちこんでそのカメラで現場をうつし、それを通じてオフラインの生徒が参加するという方法でやってきた。これでは先生が両方に向けて語りかけ見本をみせねばならないので効率が悪い。みなちょっと不満に感じてゐる。

それにオフラインは地下の教室であるため通信環境が悪すぎてオンラインの生徒とのコミュニケーションがうまくいかないことが多い。だから今度から分離させてオフラインの生徒のために別のスタジオから授業をおこないたい。とりあえず試してみましょう。

みな賛成した。とても嬉しく思う。これまで以上に濃密なレッスンを受けることができるだろう。だからこれまで以上の集中と誠意でのぞみたい。

週に二回であることにかわりはないが、火・水の午後7時からになるそうだ。日本時間だと10時半からなのでちょっと次の日の朝がしんどいが、その時間まで横になって休息してゐればなんとかなるだろう。

楽しみだ。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Aavartan School of Kathak (@aavartanschoolofkathak)

www.instagram.com