「バーン・アフター・リーディング」2008 アメリカ 監督:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン 出演:ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、ジョージ・クルーニー、エリザベス・マーヴェル、フランシス・マクドーマンド、ブラッド・ピット ほか
クローゼットに隠れてゐるブラピがジョージ・クルーニーに見つかってしまう場面では死ぬほど笑った。ひとが死ぬシーンがなぜこんなに可笑しいのだろう。あんなにかわいい笑顔をつくった直後に死んぢゃうなんて🤣 巻き戾して何度も見てしまった。
誰でも、ここはちょっと変わってるなと言われるような、個性的な部分があると思う。登場人物たちのそのようないくぶん突出したところが絡み合うことで、あり得ないことが起こり、それが連鎖して、誰も何もようわからんという事態となる。そのぐちゃぐちゃの生成と展開が無類に楽しい。
こんがらがりすぎて、俯瞰で見ても、わからない。俯瞰で見る立場の人間が、J・K・シモンズ演じるCIA長官。彼はただ報告を聞いて、理解できる状況になったら報告しろ、ほっとけ、殺しちゃえ、行かせろ、などとなげやりなことを言う。彼の存在がこの映画にある種の不気味さを与え、また魅力を深めてゐると感じた。
なんか怖いんですよね。悲劇でも喜劇であるような物語なんだけれど、映画の冒頭と最後の上空からのショットが象徴するように、はるか遠く俯瞰から見てしまえば、悲劇も喜劇もようわからん、どうでもいい、なるようになれ。そんなものかも知れない。J・K・シモンズはそうした「知らんがな」的な視座を表現してゐると思った。
面喰らった。最高、最高、最高。大好きです。
ブラピかわいい🥰 あらゆる名詞を Shit で代用するのとかマジ草生えたwww