手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

献血

日本赤十字社「ラブラッド」から「血が不足してゐます」とメールが来た。コロナ禍からこっち献血するひとが減ってゐるのにくわえて、年末年始は特に不足するらしい。

無職で暇だし、健康だし、ひとの役に立つことでもしてみるか、ということで行くことにした。調べたら家の近くに献血車がやってくる日があったので予約した。

400ml献血。朝一の時間、10時から。ちょうどに行ったらぼくが3人目、すでにひとりが献血をはじめてゐる。

冷え性、頭痛・腰痛持ち、体力がない、昼寝しないと午後ムリ、からだが弱い、など。日頃、自身の虚弱体質をなげいてばかりゐるぼくであるが、献血に行くと必ず褒められる。

血圧はきれいに80~120くらい。流れがよくてふつうよりかなり短時間で採血が終ってしまう。「いい血ですね~」と言われて、得意がる。

ドーダ、オレノ血。

血を抜かれてゐるあいだにひとが増えてきた。10人くらいゐたと思う。男のほうが圧倒的に多い。このジェンダー比率の非対称はなんだろうか。

彼らもまた、無職で暇だし、健康だし、ひとの役に立つことでもしてみるか、という殊勝な気持からこの寒波のなかを出て来たのかもしれない。

想像して勝手に親近感をもつなどおもしろし。

女性はふたり来たが、ふたりとも事前の血液検査で基準を満たせなかったらしく、献血できずに帰って行った。残念。

献血に行っただけでいろんなものをもらえる。今回は予約特典だとか10回記念だとかで大量にもらって帰った。

現金が欲しいぜというのが正直な気持だが、それだと血を売るのと同じことなので、まあダメですね。マイナポイントに加算とかなら大丈夫かしら。

今回もらったのは、洗剤、フェイスタオル、カレンダー、ウェットティッシュ、マスク、お茶、タッパ、クリアファイル、お菓子。

オオスギデハナイカ

(イヌはもらえません🐶)