手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

避妊手術

12月8日(水)、雨、真冬並みの寒さ。チャコの避妊手術。9時から11時のあいだに来院せよとのこと。少しでも暖かくなってからのほうがよいと思い、ぎりぎりまで待つ。10時半頃に家を出る。雨が降ってゐる。

クレートにチャコを入れ、毛布をかけ、それを抱え、傘をさして病院まで歩く。寒いなあ、雨強いなあ、チャコが濡れないようにしないとなあ、重くなってきたなあ、手術大丈夫かなあ、などと思いをめぐらしながら。自然の粋な演出により、なんともハートウォーミングな道行きとなった。

まづ血液検査をする。待合室で結果を待つ。隣の人が先生の特殊能力を教えてくれた。

ここの先生はスゴイ。ウチはもう5頭もお世話になってゐる。はじめて来たのは飼ってゐたイヌが皮膚病にかかり、見るのも辛いほど顔がボロボロになってしまって、どこの病院でもダメで、いろんな薬を処方されて実験みたいなことになって、それでいろいろ調べてここにたどりついた。先生は「治りますよ」と言って、一月注射を続けたら、きれいに治ってしまった。

先生はイヌやネコだけでなく、トリでもカメでもなんでもこいで、すごく珍しい動物でも診ることができる。カメレオンだとかミーアキャットだとかね。これかなあ、あれかなあ、ではなく、症状を見て、一発で、これですね、なんだ。やはり普通の人にはない、動物と交感できるような力がある人に違いありませんよ。

検査の結果が出る。手術可能。チャコを預けて帰る。チャコ、がんばれ。13時前に電話来る。手術成功、経過良好とのこと。安堵。あまりに早いのでちょっと拍子抜け。病院で一泊。

12月9日(木)、雨あがり、晴れ。夕方に引き取りに行く。院長先生とは別の先生から説明を受ける。切除した卵巣と子宮を見る。ふつうより大きかったので全摘出になったとのこと。チャコと再開。切開部を確認。こんなに頭寄りなのか!とびっくりする。陰部は胴体のいちばん後ろにあるのに、開腹するのは腹の中央にかなり近いところ。へ~という感じ。抜糸の必要はないタイプの縫合とのこと。

チャコは元気でご機嫌でいいこだったらしく、先生も驚いてゐた。縫合箇所を気にしてゐないようだから首のカラーも必要ない、抗生物質を一週間続け、あまり汚いところに近づかないように過ごすこと、それから一度診察に来てほしい、とのこと。

首にカラーをつけて傷が痛くてしょんぼりしてゐる様子を想像してゐたのだが(そういうイヌもゐるらしい)、まったくのいつも通りで元気モリモリの様子。再び、拍子抜け。帰ってきて、ご褒美にササミ入りのごはんをあげる。術後なのにアッパレ旺盛な食欲。爽快な食べっぷり。

 
 
 
 
 
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12月10日(金)、晴れ、早朝、散歩に出る。冷たい空気がなんとも清らか。朝陽が美しい。チャコは俄然元気。まるでトム・クルーズのような英雄的な走り姿。未来に向って猛然と突進していく感じ。とてつもない生命力。チャコ、おまえ、すごいな✨

 
 
 
 
 
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☝インスタの埋め込み表示が不格好ですね。「リール動画」という形式のものはこうなるみたい。よく知らないのだけれど、インスタで動画を投稿しようとするといつからか勝手に「リール動画」として投稿されるようになった。むむむ😕