手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

タフでハードな四月でございました。

ヌータン先生は毎年5月にバカンスをとられるのでひと月の間レッスンは休みとなる。その補填として(という言い方を先生はした)4月後半に通常のカリキュラムと並行してワークショップが行われた。もちろんぼくはフルエントリーである。

ぼくはもともと二つのクラスに所属してゐて、それがさらに倍になったので、この二週間は実にハードでタフな日々だった。月曜と水曜の21時から24時、そして火曜と木曜の23時から24時、オンラインでレッスンに参加した。日本とインドでは3時間半の時差があるのでこんなに遅い時間になってしまうのだ。

平日の朝から夕方まで学校で簿記の勉強をしてゐる。新しい知識をどんどん詰め込んでいくのでけっこう疲れる。夜のレッスンでもまったく新しい振付を覚えねばならないのでついていくのに必死だった。おまけに夜遅くなるほどネットワークの渋滞が生じて通信状況が不安定となるからやっかいだ。

そういうわけでかなり疲れたのだが、内容には大満足、濃密で素晴らしい時間だった。こういうイベントがたまにあるのはよいことだ。ドゥルガーによるマヒシャースラ殺しがテーマの短い曲と、マハラジの「Sargam」を習った。前者の音源はないが、後者はたいへん有名な曲らしく、いろんな人が踊ってゐる。

www.youtube.com

ぼくが習った振付はこの動画のものと似た部分が多いがところどころ異なる。たぶん先生のアレンジが入ってゐるのだろう。この動画のものだってマハラジの振付に完全に忠実かはわからない。マハラジの原典みたいなものがどこかにあるかも知れないが、ちょっと検索しただけだと見つからなかった。

ワークショップではヌータン先生のパフォーマンスを見ることができた。素晴らしかった。ヌータン先生の気品と優雅さは他の誰にもまねできないものだ。あとこれは習ってゐないだが、先生はサービスで同じくマハラジの「Thunga Thunga」という曲を披露してくださった。

www.youtube.com

「Sargam」も「Thunga Thunga」も先生はYouTubeやSNSにアップしてゐないのでここに貼り付けできないのが残念だが(生徒にはシェアされた)、それはそれは美しいものでした。インドに行ったら是非この二曲をフルで習いたい。特に「Thunga Thunga」なんか恍惚としてしまった。

今回のワークショップで先生がSNSにアップされたのはいまのところ娘さんのキタキ先生が振付した「Thaat」のみ。投稿にあるようにキタキ先生はとってもクリエイティブな方でいつも素敵な振付を考えてくださる。いつかこの中に入って踊りたいものですよ。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Nutan Patwardhan (@nutanpatwardhan)

www.instagram.com