手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り

「アス(Us)」

「アス(Us)」2019 アメリカ 

監督:ジョーダン・ピール 出演:ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク 他

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Amazonプライムで鑑賞。

面白かった。大好き。画面のつくり、絵の構成がキリっとしてるのがかっこいい。

ゲット・アウト」も最高だったけれど、こちらもいいですね~。

ルピタ・ニョンゴさんて凄い役者だなあと感服。

アデレードの時はとっても美人、レッドの時はなんだかグロテスクに怖い。

二人がところどころで交じり合うというか、越境するようなところの繊細な演じ分けが見事と思った。

最初のほうはあのドッペルゲンガー達を「う~ん、どういうメタファーなのだろう」と思って見てゐるんだけれど、結局、メタファーぢゃないんだね。

それがなんか面白いですよ。

「メタファーとちゃうんか~い!」ってなる。

ラストなんか86年に何が起こったかを完全に説明してしまう。

あそこまで明確に描く必要あるんかいな (・・?

だって、ああいうことが起こったというのはそれまでの演出で普通に見てゐれば分かることだから。

陰影が全然なくなって、あんまり怖くなくなってしまうんだなあ (*'▽')

けど、そこを全部描きたいのがジョーダン・ピール監督の性ということなのかしら。

絵面のかっこよさで一番印象に残ったのは、賢いジェイソンが偽ジェイソンの罠に気づき、逆に相手をだまして母を救う場面。

あそこのスローモーション、音楽、構図、カット割り、光の演出、もろもろ最高!!

巻き戻して繰り返し見てしまった。

(「巻き戻し」は、もはや、死語であらうか・・・)

いいぜ~

好きです。

忘れたころにもう一度見よう。

この監督の新作は絶対に劇場に行くぞ✨