「バーフバリ 王の凱旋 完全版」2017 インド 監督:S・S・ラージャマウリ
出演:プラバース、ラーナー・ダッグバーティ、ラムヤ・クリシュナ
木場の映画館でIMX2D上映があったので行ってきた。
前編「伝説誕生」、後編「王の凱旋」ともにブルーレイで鑑賞済だったけれど、劇場で見るのははじめて。
最高すぎた。
冗談抜きで一番面白いのではないか!?
インド歌舞伎とでもいえばいいだろうか、とにかくかぶいてる。
その様式美が異様にかっこいい。
何度も泣いた。あまりにかっこよくて、高揚して、昂まって、泣いた。
あの三本の矢を射るシーンなんかもうボロボロ。
バーフバリ登場で涙。
デーヴァセーナに教授で涙。
二人のコラボレーションに涙。
圧倒的におもしろい、かっこいい映像体験のなかで、正義とは何か、勇気とは何か、法とは何か、忠誠とは何か、そういう根源的、普遍的なことを考えさせるすごい映画。
アマレンドラ・バーフバリとマヘンドラ・バーフバリ、父子二代の物語が重なり合う。
似た構造の変奏が繰り返されることで、同じものに二度出会うことになる。
現在と過去がひとつになり、そこに輪廻、永遠という相が浮かびあがる。
ところで、最強の奴隷剣士・カッタッパなんだけど、アマレンドラ・バーフバリのパートで「60過ぎのおいぼれに言われたくないね」なんて言われてゐる。
そこから25年後にマヘンドラ・バーフバリのパートがあるわけなので、そこでは90近い年齢ということになるよね。強いなあ。
是非インドで見てみたい。次インドに行ったときリバイバル上映やってないかしら。