手探り、手作り

樂しみ亦た其の中に在り🌴

「クリード2 炎の宿敵」

クリード2 炎の宿敵」2018

監督:スティーブン・ケイプル・Jr. 出演:マイケル・Bジョーダン、シルヴェスター・スタローン

 

一作目の「クリード チャンプを継ぐ男」はぼくの生涯ベストだ。こんなに感動した作品は他にない。

1985年公開の「ロッキー4」でドラゴに殺されたアポロの、愛人の子供がクリードなのだから、1986年生まれのぼくはクリードと同い年なのかもしれない。そんなささいな縁からも、ぼくはクリードに自分を重ねて尋常ならざる熱量をもってこのシリーズに接してゐる。

前作から監督が変わってかなり不安だったが、杞憂だった。

スタローンの脚本が素晴らしい、監督の演出も見事だった。

感動した。

泣いたよ。

最高だよ。

クリード」シリーズ、ほんとにすげえよ。

頂点を極めたクリードが味わう敗北、そしてそこから新たに戦う意味を見出す過程。

とてもいいです。

奥さん、ほんとに素敵だなあ。歌もいいし。

また、誰もが同じ感想でもつであろう、ドラゴ親子の物語が泣かせる。ドラゴ親父もドラゴ息子も、嫌いになれない。特にファイトシーン、殴っても殴っても倒れないクリードに恐怖を感じはじめ、反則的な攻撃を指示する父にたいして抱く「こんな勝ち方をしていいのだろうか」という戸惑い。

とてもいいです。

そして、なんと言っても試合の最後、ドラゴ親父が示すあの勇気ある行為。

泣いたよ。なんだよこれ。最高すぎるよ。スタローンほんとに凄いな。

ドルフ・ラングレンいい顔してたなあ。

このシリーズは徹底的に弱い者、敗れた者によりそうシリーズなんだな。