生活の芸術

正しいことをひかえめに言う練習

このマッチョがすごい。カタックダンサー Kumar Sharma

カタックというインド古典舞踊を習って2年半になる。

YouTubeで「Kathak」と入れて、出てくるダンスをたくさん見てきた。自然と好きなダンサーが何人か出てきて、繰り返して見ては「いいなあ~」「最高だなあ~」と愉快な時間を過ごしてゐる。

 

今日紹介するのはその中の一人、Kumar Sharma。

クマール・シャルマと発音するのだと思う。日本語で検索しても出てこないから、まだ誰も書いてゐないのかもしれない。

とすれば、この素晴らしいダンサーについて日本語で書かれる最初の文章になるわけだから光栄の至りだ。

嬉しいなあ。

 

クマール・シャルマさんは何でも出来る人。カタックが一番だけれど、ボリウッドダンスもよく踊るしテレビショーなどの振り付けもたくさんこなしてゐる。また歌も歌ってゐるようだからかなり多才な人だ。

しなやかで且つ力強い動き、卓越したリズム感など、どこをとってもぶっとび級のテクニックの持ち主なのだが、どうしてもある点に注意がいってしまう。

 

「筋肉」なの。

 

立派すぎる体格がとびきりなのよ。

ぼくはマッチョイズムは昔から大嫌いだけれど、立派な筋肉は好きだ。よく肥えた馬をなでるように、「あ~善きかな、善きかな」と言って讃えたい気分になる。

 

豊かな肉体を示すことが舞踊の使命の一つなのだ!

例えばこれなど。

一人だけ裸というのが面白いですよね。

けれど、これだけ立派な肉体だったらもう脱ぐしかないですよね。

 

エド・シーランの「Shape of you」のフレーズの合間に「タター」「タカタタカター」などカタックの掛け声を入れてカタック風にしてあるのだけれど、そのアレンジの強引ぷりがとても楽しい。「これでいいんだ!」っていう確信が気持ちいいですね。

 

これほど底抜けに陽気なエネルギーを発してゐるダンサーってそんなにゐないと思う。

上の三つはボリウッドダンスのカタック風味みたいなもの。

 

ボリウッドもいいけれど、ぼくはやっぱり古典舞踊が好き。

凄いですね。

立派な筋肉に目がいきますけれど、動作はとても正確で繊細。からだはゴツイけれど粗野とは反対でむしろ端正。

ぼくが一番好きなのがこれ。

細かい振り付けはなしで、ただリズムパターンを刻んでゐるだけなのだけれど、カタックの楽しさが凝縮されてゐるように思えます。

 

彼のダンスは陽気で愉快だから気分が沈んでゐるときにいつも助けられてゐる。

 

体調を崩して2日間仕事を休んだ。それでこの人のダンスを見て、この文章を書いたのでした。