2019-08-10から1日間の記事一覧
「ルバイヤート」オマル・ハイヤーム 小川亮作訳 岩波書店 オマル・ハイヤームは11世紀ペルシアの詩人。 11世紀だからペルシアはとうにイスラーム化してゐるのだが、この詩人は酒のことばかり歌ってゐる。 たとえばこんな具合に。 魂よ、謎解くことはお…
「村上春樹は、むずかしい」2015 岩波新書 村上春樹1979年のデビューから2013年の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」までの全活動を網羅的にとりあげて論じてゐる。 こんなに深く読めるものなんだと批評家の読みの深さに驚く。 こと…